ブリットポップに恋して

英国を英国の文化全てを愛するブログです。

トレインスポッティング

言わずとしれたダニーボイル監督のデビュー作品です。

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エディンバラを舞台にユアン・マクレガー演じるレントンとその仲間たちの青春ドラッグムービーです。これの何が凄いって実は中身が大してないこと。ただただロクに働かず、クスリをキメてクラブに駆り出したり、友だちと遊んだり、見えない敵に追いかけられてたり…ただ、クスリやったらこうなるんだな、的なイメージ映画と言えなくもなく(笑)この映画の最大のセールスポイントは個人的にサントラだろうと思っている。ブリットポップ全盛期のバンドのメンバー然り、巨匠ブライアン・イーノの作品もあったりして、その辺の下らんアルバムよりもよっぽど秀逸だと思う。blurのデーモンの初めてのソロ作品も入っているし。

特筆すべきはどうしてoasis、もしくはノエルの楽曲が入っていないか、だろう。ブリットポップ期の横綱(しかし私は個人的にoasisに関してはもうブリットポップのカテゴリから大きく逸脱していた気がしてる)は敢えて参加しなかったのか?真相はちょっと違うらしくて。ダニー・ボイルは当然ノエルにも依頼したそうです。しかし、ノエルは基本的にあまり本を読まないので原作を書いたアーヴィン・ウェルシュの事は勿論、トレインスポッティングってネーミングを聞いて鉄オタの映画だと思ったらしくて、そんなのに曲は提供できねぇよ、とむげに断ったらしいのです。

はーーー…でも、あのサントラにoasisは無用だったな。もう十分な内容だし。Sleeperの底力も見せつけられた。

 

わたしはトレスポのファンであると同時にハリポタのファンでもあるので、いつかスコットランドに行った暁には両方の世界観を味わう事になるだろうし、それを楽しみに今日も労働に勤しむ事にします。