ブリットポップに恋して

英国を英国の文化全てを愛するブログです。

The La's

ラーズは知らなくても"There She Goes"を聞いた事がある人はそこそこ居るんじゃないかと思います。色んなミュージシャンがカバーしてます。

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有名どころだとSixpence None The Richerかな。あの天使のような歌声バージョンを聞いた後にオリジナルを聞くことになった友だちはまぁまぁ驚愕してました(笑)わたしはどちらも好きだけどやっぱりラーズかな。

何故か、これはきっとわたしの高校生の頃の淡い恋も影響してるからかも。当時、ちょっとだけ仲良かった男の子(H君とします)に誘われて行ったのがこのラーズのライブでした。わたしがこのイギリス北部の音楽へと傾倒していったきっかけは間違いなくH君でした。ストーンローゼズをわたしに教えてくれたのも彼でした。

ゼアシーゴーズは本当に良い曲だなって思ったけど、ローゼズの魅力を思い知るには実は少し時間がかかってしまって。レコードを繰り返し修行のように聞いて、ある日突然好きになったのを覚えてます。ホントに突然で、あ!何だこれ凄いかもしれない!と気がついたときには本国イギリスではもうセカンドサマーオブラブは終焉を迎えていたのを知ったのは私が随分と大人になってからでしたけど(笑)

何故聞き続けたかと言うと、当時古着を品良く着こなすおしゃれさんだったH君が勧めてくるんだから、絶対良いんだ、これの良さを判らなかったら私センスないのかも、と言う歪んだ思い込みからでした。

因みにラーズとローゼズは同じ北部のバンドで時代も似ていたのでお互いが少し交錯したことがあったみたいです。

ラーズのライブを見に行ったのが夏だったこともあって、ゼアシーゴーズを聞くと夏によくH君とミスドでお茶してた事を思い出します。彼とは結局お付き合いすることなく、進学先も別々だったのでそれから会うことはありませんでした。

 

この曲、多幸感に溢れてます。

マッドチェスターが開花する直前にリバプールで奇跡的に作られたこの曲はタイムレスで少し物悲しくて、でもビートルズの系譜を組んで何となく穴蔵ソングです。

おすすめの一曲です。